『妄想アカデミズム1』舞台探訪 本郷編
先日発売された『妄想アカデミズム1』には「東卿大学」という大学がたびたび登場します。どうやら現実世界での東京大学を模倣しているいるようです。
作中の東卿大学の風景を求めて、東京大学の本郷キャンパスの中を歩いてみました。
なお、舞台探訪にあたっては、東京大学きらら同好会が作成し、東京大学消費生活協同組合本郷書籍部で配布されていた広報ペーパーを参考にしました。以下で取り上げる舞台のうち、安田講堂、三四郎池、工学部2号館、赤門、濱尾新像前はこの広報ペーパーでも取り上げられています。
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背景に安田講堂らしき建物が登場します。背後の理学部1号館が映り込まない範囲で、できるだけ同じ角度から撮影してみました。
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未春の妄想の中に池が登場します。同じような景色が三四郎池で見られました。
なお、作中にはベンチの後ろから池を望む絵が描かれていますが、実際には背後に石垣が迫っており、ベンチと池を同時に画面に収めることはできませんでした。
作中の橋と同じ形の橋です。作中では手前に左を向いたベンチが設置されていますが、実際にベンチが設置されている場所は少し離れています。ベンチの向きも逆向きです。
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莉子の妄想が描かれたコマの背景に建物が登場します。建物の端の方しか描かれていないため分かりづらいですが、広報ペーパーによると工学部2号館だそうです。確かに特徴的な塀の形がよく似ています。
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オープンキャンパスに来た未春と莉子は赤門らしき門に迎えられます。なお、作中では門が開いていますが、現実の赤門は耐震性能の確保が確認できていないため、閉鎖中です。
オープンキャンパスを案内する学生によって、東卿大学の講堂の名前が「矢須田講堂」であることが明らかにされました。作中と同じような角度から撮影してみました。
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未春の妄想の中で矢須田講堂の時計台の上に結婚を祝福する鐘が取り付けられます。
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未春と莉子の背景に階段が登場し、その後に池に続く道が登場します。現実の東京大学でも、安田講堂前広場に同じような階段が存在します。この階段の前を作中と同じ方向に進んでいき、突き当たりを左に折れると、右手に三四郎池に続く道が現れます。
東卿大学の池の名前が東京大学と同じく三四郎池であることが明らかにされます。水が濁っているのは東卿大学の三四郎池も東京大学の三四郎池も一緒です。
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引き続き三四郎池です。作中の道の景色は、ベンチから池の東側を通って72ページの場所に戻るまでの道の景色とよく似ています。
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土台の部分しか描かれていないため分かりづらいですが、広報ペーパーによると濱尾新像前だそうです。確かに土台の形がよく似ています。
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またしても安田講堂です。